表面処理 「MACHAON(マカオン)コート」
MACHAONコートは
“モノづくり”の可能性を広げます
日本高周波鋼業グループでは、特殊鋼、鋳造、金型製造、熱処理それぞれの分野の豊富な経験と独創的な技術により、高性能な表面処理技術「MACHAON(マカオン)コート」を開発いたしました。社会の変化や高度化するニーズにお応えし、“モノづくり”の可能性を広げる「MACHAON(マカオン)コート」。高周波グループの一翼を担うカムスからご提供します。
MACHAONコートの特徴
- 低温処理だから金型の寸法変化および歪が小さい
従来の表面処理では、成膜時に歪が発生してしまいました。「MACHAON(マカオン)コート」は、PVD法の採用で独自の成膜技術を確立。歪が発生しない処理法を開発し、高精度・高性能な金型づくりをサポートします。 - 大型の金型も安定した品質を実現
大型の成膜炉を設置。これまで不可能だった、大型の金型も成膜可能です。
※金型の処理可能サイズ、量についてはご相談ください - 環境にやさしい表面処理
金型の修正、被膜の損傷時に、除膜を施し何度でもリコートが可能です。再処理時も歪が小さく、さまざまな膜種の除膜に対応しています。
※リコート処理時は、現状の被膜種類をお知らせください
処理方法
表面処理方法の中から、低温処理であるPVD処理を採用。カムスでは、その中でもアークイオンプレーティング(AIP)法にて処理します。


商品メニュー
- コーティング
- 除膜・リコート
既に付着している被膜を除去します。薬液を使い被膜のみを除去しますので、金型の繰り返し使用が可能です。特にMACHAONコートは低温処理であり、鋼材の歪が無いため、繰り返し使用時の型合わせ等でのコストダウンが図れます。 一部薬液で除膜出来ない被膜や鋼材がありますので、ご相談下さい。


適用事例
冷間プレス成形(自動車部品板金プレスの場合)

実験プレス試験結果

納入実績
アイシン精機株式会社,株式会社協豊製作所,株式会社旭洋工業製作所,大豊精機株式会社,太平洋工業株式会社,東プレ株式会社,トピー工業株式会社,トヨタ自動車株式会社,トヨタ車体精工株式会社,豊田鉄工株式会社,豊田紡織株式会社,日産自動車株式会社,日野自動車株式会社,株式会社丸順
Kマスター法との相乗効果
Kマスター法は、㈱カムスが独自に開発した、歪みを最小に抑える熱処理技術です。独自の熱処理技術との総合力で、工数削減の可能性をご提供します。

注意事項
【表面状態】
- 金属地肌が見える状態でご提供ください。
- 酸化膜、サビ、放電加工層等が残ってる場合、被膜の密着強度が低下します。
【密着性】
- 他の表面処理上への成膜は、十分な密着性が得られません。
- 窒化処理、WPC等の下地処理が施してある場合、前処理を実施する必要がありますので、営業担当にご相談ください。
【熱処理】
- (株)カムス中部テクノセンターでの熱処理実施をご推奨いたします。その際「MACHAONコート」予定品と営業担当にお伝えください。
- 他社にて熱処理を実施される場合は、焼戻し温度を確認し、営業担当にお伝えください。
- 熱処理が不十分であると、寸法変化、歪、硬度低下が起こる場合がございます。
【肉盛り溶接】
- 肉盛り溶接を実施されたご依頼品の場合、事前に営業担当にご相談ください。
【保管】
- 長期保管される場合は、防錆処理を施してください。
お問い合わせ
株式会社カムス 中部営業所・瀬戸工場
Tel 0561-97-8431 Fax 0561-97-8433
日本高周波鋼業株式会社 名古屋支店
Tel 0561-86-9005 Fax 0561-86-9008