(プレハードン材)

熱処理により60HRC程度に調質したKD11SSKD11
ドリル加工とタップ加工を行い、その加工性を比較しました。

使用機械:NC複合フライス盤
 CMN-5B
硬度:SKD11マ59.6HRC
   KD11Sマ60.7HRC

ドリル加工
●SH-DRL φ4.3

送り:0.04mm/rev
深さ:24mm
切削油:エマルジョン


ドリル加工結果
SKD11は25個まで加工
KD11S50個まで加工
比較の結果KD11S熱処理後(60HRC)の
ドリル加工で
2倍の加工性を証明しました。
加工の様子をムービーで確認



タップ加工
●M5×0.8(VT-OT)

切削速度:2m/分(127rpm)
深さ:10mm
切削油:エマルジョン


タップ加工結果
SKD11は6個までのネジ精度
KD11S47個までのネジ精度
タップ加工ではKD11SはSKD11の7倍以上の加工性を発揮しました。
加工の様子をムービーで確認

KD11S熱処理後60HRCの硬度でも
優れた加工性を持っています。
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(焼きなまし材の加工)