ニュースリリースー NEWS ー

新1000トンプレス稼働 富山製造所 工具鋼受注増に対応

【射水市】日本高周波鋼業は、富山製造所で600トンプレスの1000トンプレスへの改造工事を進めていたが、先週末に完了した。今週から試験運転を開始しており、来年1月から本格操業に入る。工具鋼の受注増に対応したもので、月産能力はダイス鋼ベースで200トン拡大した。工具鋼の全生産量は現在、月4千トン強。
特殊鋼製造拠点である富山製造所では3千トン、1500トン、600トンの3基のプレスで工具鋼を生産していたが、注文が溢れ納期が延びたままになっているため、600トンプレスの改造に踏み切った。
600トンプレスは、1500トンプレスの補助鍛造機として使用していたもので、600トンプレスで中間鍛造した後に1500トンプレスで製品に仕上げていた。
今回の改造では、加圧能力を1000トン増強するとともに、寸法精度の改善も図った。
これにより新1000トンプレスでも製品まで仕上げることが可能になった。