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トピックス

平成17年12月27日

新1000トンプレス稼働 富山製造所 工具鋼受注増に対応

【射水市】日本高周波鋼業は、富山製造所で600トンプレスの1000トンプレスへの改造工事を進めていたが、先週末に完了した。今週から試験運転を開始しており、来年1月から本格操業に入る。工具鋼の受注増に対応したもので、月産能力はダイス鋼ベースで200トン拡大した。工具鋼の全生産量は現在、月4千トン強。
特殊鋼製造拠点である富山製造所では3千トン、1500トン、600トンの3基のプレスで工具鋼を生産していたが、注文が溢れ納期が延びたままになっているため、600トンプレスの改造に踏み切った。
600トンプレスは、1500トンプレスの補助鍛造機として使用していたもので、600トンプレスで中間鍛造した後に1500トンプレスで製品に仕上げていた。
今回の改造では、加圧能力を1000トン増強するとともに、寸法精度の改善も図った。
これにより新1000トンプレスでも製品まで仕上げることが可能になった。

平成17年9月28日

金型用鋼 中国で拡販

 日本高周波鋼業(池田辰雄社長)は、上海市に駐在員事務所を9月に設立し、中国での工具鋼販売事業を強化する。自動車メーカを中心とした日系需要家の進出拡大と現地調達化が加速しており、金型用鋼の供給のニーズに対応する。上海事務所を基点に現地流通販売会社へのサポートや最終需要家への技術支援を強め、今後1年間で華北・華東両地区での工具鋼マーケット輸入シェアを現在の3倍の15%に広げていく。
華東地区中心に華南、華北と日系自動車の進出・増強が相次ぎ、また需要家では金型の現地調達も進めており、品質の高い日本製工具鋼の需要が急増している。同社は上海の現地流通会社2社を通じて需要家に工具鋼を供給し、これまでは上海市を中心に出張ベースで対応していた。
加工や熱処理は高度な技術を要し、さらに需要が伸びていることを受け、きめ細かな販売活動を強化するため現地事務所を設立した。また、とらえ切れていなかった需要分野も開拓していく。
現在中国の工具鋼輸入量は月間2000~2500トン。うち同社は同30~40トンを供給しているが、1年間をめどに同100トンをめざす。当面は華北、華東地区への販売を進めるが、華南地区も近くカバーする。近い将来、上海事務所(上海代表)が、中国の工具鋼マーケット全体の販売戦略を構築する機能を担う。
新上海事務所(上海市肇嘉浜路)の従業員は2人。所長には定村剛・工具鋼本部営業部担当次長が就任。事業が拡大次第順次、人員を増やしていく。

平成17年9月4日

創立55周年 地元と祝う

 日本高周波鋼業の創立55周年感謝祭は3日、新湊市中央会館で開かれ、漫才や獅子舞など楽しい催しで地域住民とともに、節目を祝った。
55周年を迎えるにあたり、同社の主力工場である富山製造所が位置する地域への日頃の感謝を込めて企画された。
第1部は池田辰雄社長のあいさつ、分家市長の祝辞に続き、「中田カウス・ボタン」をはじめ、吉本興業所属のタレントによるお笑いショーで会場を盛り上げた。第2部では、子供たちによる市民劇団「あいの風劇団キッズ」が獅子舞やダンスを披露したほか、同社従業員によるアトラクションも繰り広げられた。

平成17年8月3日

中国の鋳物合弁から撤退

 日本高周波鋼業(社長・池田辰雄氏)と100%子会社の高周波鋳造、神鋼商事は2日、中国の鋳物生産合弁会社「撫順高周波鋳造」の出資持分をすべて中国側パートナーの「撫順市華一鋳造」に譲渡し、8月1日付で合弁を解消したと発表した。同時に撫順高周波鋳造に対する貸付金のうち日本高周波が4億900万円、高周波鋳造が2億2400万円の債権放棄も行う。撫順高周波鋳造の資本金は8億500万円で出資比率は撫順市華一鋳造50.7%、日本高周波12.3%、高周波鋳造32.9%、神鋼商事4.1%。
日本の自動車メーカー、建設機械メーカーへの供給を計画していたが、現地の原材料価格高騰や良質原材料の入手難から実現が困難となってきたため、この事業から手を引くことにした。高周波グループは国内で高付加価値鋳造品の生産に専念することになる。
日本高周波では債権放棄に伴う損失は前期に連結、単独とも貸倒引当金として計上済み。今期の連結決算で出資持分譲渡損3600万円を計上するが、2日に発表した業績予想に織り込んでいる。

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